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第947回 12月例会御案内

日時   平成23年12月4日(第一日曜)   午前9時出発・晴雨共
       時間厳守願います
集合   JR京都駅・八条口(新幹線側)・観光バス乗り場
解散   JR彦根駅午後4時過ぎ・京都駅6時半頃の予定
講師    野村勘治氏 京都林泉協会副会長
見学    滋賀県・湖東の庭園と文化財
◎石塔寺    東近江市蒲生町石塔
緩やかな起伏をみせて横たわる布引山丘陵の南麓にある。阿育王山と号する天台宗の寺。門前から赤松林の中の石段を登ったところに開ける丘上の広場は、俗に「一目三万体」と呼ばれる数千基の五輪石塔、石仏にうめつくされている。
・石造三重塔  平安後期 重文 高さ7.4m 花崗岩製 相輪は候補。石塔群の中心にあり、雄大な石塔。三重塔としては最大の石塔として知られ、百済から蒲生郡に移り住んだ渡来人により建てられたものではないかとされている。
・石造宝塔  鎌倉後期 重文 高さ1.74m 花崗岩製 
三重塔東の側土段上に2基の五輪塔と並んで立っている。基礎に銘文を刻む。
・石造五輪塔  鎌倉後期 重文 高さ1.41m 花崗岩製
宝塔と同じ土段上にある。 地輪の西面に年号が刻まれている。
◎石造五輪塔  南北朝 重文 高さ1.25m 花崗岩製
同じく土壇上にある。 四方に五輪塔四門の梵字がある。地輪の北面に刻銘がある。
◎松尾神社  東近江市八日市松尾町
開基の年代は明らかではないが古く、尊勝寺の鎮守で、八日市の守護神としても栄えたと伝える。戦国時代の兵火に寺は焼け落ち廃絶。のちその寺跡に京都松尾大社の神霊を勧請して、今の松尾神社が造立された。
・庭園  枯山水 桃山時代 市指定 京都林泉協会推奨名園
尊勝寺時代の庭園と云われている。山畔部の蓬莱連山、平地部には鶴亀兼用石組が全庭を埋める。豪華な集団石組は技術傑出している。
◎唯念寺  犬上郡豊郷町四十九院
本寺は古く、行基菩薩が四十九院を開創し、その一つとして創立されたものと伝承され、この地を四十九院と称して現在に至っている。初め法相宗、のち天台宗を併せるが、室町末期に真宗大谷派になった。兜率山と号し、本尊は阿弥陀如来。
・庭園  枯山水 室町時代
池泉風枯池に鶴亀二島を前後に配し、奥部築山に、寄せ石手法の鋭い須弥山石組を行う。荒廃甚だしいが、よくできた庭である。
◎阿自岐神社   犬上郡豊郷町安食西      
祭神は味耜高彦根神・道主貴神の二柱。社伝によれば、景行天皇の代に犬上君が創建したといわれ、また渡来系氏族の阿自岐氏が祀ったともいわれている。
・庭園  多島式神池神島  上古 県指定名勝
社殿の建つ大中島は阿自岐氏の住居跡と伝え、大小二つの池泉には八島もあり、地割複雑にして、上古園地の原型を示している。
会費    例会費並びに昼食費    38人参加で    5,000円也
      臨時参加費                     1,000円増
       バス代              38人参加で   3,000円也
       学生は臨時参加費無用
昼食    八日市の「魚千代」にて幕ノ内弁当(1,575円)で昼食を取ります。
申込    11月28日(月)午後7時間迄に、電話またはFAXで事務局へ申し込ん
      でください。
      自家用車での参加、臨時参加者の御氏名を明記してください。
      又、彦根駅で降車される方は、その旨お知らせ下さい。
   

   

     京都林泉協会事務局 
     〒 606-8325京都市左京区聖護院東町1番地
     電話・ FAX 075―751―0905
     例会当日の緊急連絡 090−5891−5628 佐藤昭夫迄