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第950回 3月例会御案内

日時    平成24年3月4日・第1日曜・晴雨共・午前8時20分・集合・出発   
        時間厳守願います
集合     JR京都駅・八条口(新幹線側)・観光バス乗場
第2集合   近鉄長野線・富田林西口駅改札口前・午前9時40分・準急停車
        駅
解散    富田林西口駅・経由・京都駅  
講師     古川三盛氏 庭師・作庭家

見学     南河内・富田林市と河内長野市の庭園と文化財   
◎富田林寺内町    大阪府富田林市富田林町
  富田の芝と呼ばれる原野であったのを、永禄3年(1560)興正寺第14世証秀上人が寺坊を営んだ町で、興正寺別院を中核とする宗教自治都市。
・興正寺別院   本尊阿弥陀仏と開山聖人像を安置する真宗の寺。全体に桃山調の豪壮さをもつ寛永期の遺構として貴重である。また表門は伏見城の遺構と伝える。
・旧杉山家住宅   重文。富田林寺内町最古の建築。明治の半ばまで造り酒屋を営んでいた。最も古い土間部分は、慶安3年(1650)頃の築造と推定されている。東西約60m、南北約36m、周囲を酒蔵や土蔵が取り囲む広大な屋敷である。
・富田林寺内町の町並み(重要伝統的建造物群保存地区)   寺内町にある建物の500棟のうち180棟が江戸、明治、大正、昭和初期の建築である。
◎延命寺   大阪府河内長野市神ガ丘  
  弘仁年間(810〜23)、弘法大師が自ら地蔵菩薩の尊像を刻んで一寺を建立、法羅山宝幢寺と号したのが当寺の起こりと伝える。延宝5年(1677)浄厳和尚が再興し、山号を薬樹山延命寺に改めた。
・庭園  枯山水 昭和43年 森蘊作庭 大玄関前庭と、庫裏から本堂への渡り廊下左右の後庭とからなっている。
・夕照の楓  天然記念物指定。樹齢千余年、幹囲り5m、樹高9m余ある。
◎観心寺   大阪府河内長野市寺元
  古義真言宗・高野派の寺。寺伝によれば、大宝年間(701〜4)役小角が開創し雲心寺と称したが、弘仁年間(810〜23)弘法大師空海が再興して寺号を観心寺と改めた。
・金堂  国宝。天授4年(1378)頃の建造。国宝建造物としては大阪府下最古である。和様を基調とし、双斗・海老虹梁など禅宗様・大仏様などが混じる折衷様の代表建築である。
・建掛塔  南北朝時代・建武年間(1334〜5)の建造、重文。楠木正成の寄進により、三重塔が建造される予定であったが、湊川で正成は討死したため、初層のみで現在に伝えられている。
・楠木正成首塚・五輪塔  正成湊川で討死後、足利尊氏の命によって、その首が観心寺に送り届けられ、ここに祀られている。
・鎮守堂(訶梨帝母天堂)  室町時代・天文18年(1549)の建造、重文。
  一間社、春日造、檜皮葺、軒は唐破風、向拝柱は浜床・浜縁に建つ。小堂であるが、良くできている。
・書院  重文。正保4年(1647)の建造。本坊の書院で、もと観心寺塔頭の内、槙本院の客殿で霊応殿と称されている。この書院の欄間は12種類もあり、上段の間と二の間の境の欄間は特に素晴らしい。
・庭園    池泉観賞式 江戸末期 市指定。書院の北庭で、山畔を利用した庭園。
・霊宝館  寺の宝物を納めている。 重文の仏像が9躯、他の重文3件ほか多数の文化財が納められている。

会費     例会費並びに昼食費     40人参加で     5,000円也
           臨時参加は                     1,000円増
        バス代              40人参加で      3,500円也

昼食     観心寺「中院」にて弁当(1,600円会費に含む)。

申込     2月28日(火)午後7時までに、FAX電話で申し込んで下さい。
        京都駅乗車、富田林西口駅乗 車かをお知らせください。臨時参
        加は氏名を、自家用車での参加、其々明記して下さい。
         
         

     京都林泉協会事務局 
     〒 606-8325京都市左京区聖護院東町1番地
     電話・ FAX 075―751―0905
     例会当日の緊急連絡 090−5891−5628 佐藤昭夫迄